令和5年第2回神石高原町議会定例会が、3月10日に開催された。
この会議では、施政方針に関する誤りの訂正が行われた。町長の入江嘉則氏は、特別会計の数について間違った数字を述べていたことについて、訂正を行った。
一般会計補正予算についても話し合われ、令和4年度神石高原町一般会計の現計予算は128億2,493万円から減額し、126億7,600万9千円にすることが提案された。補正予算の主な内容は、かがやきネット管理運営基金や公共施設総合管理基金などへの追加積立経費であると、森重純也副町長が説明した。かがやきネット管理運営基金などへの積み立てが予定される一方で、一部の経費は減額される予定である。
さらに、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計の補正予算についても審議が行われた。特に国民健康保険特別会計補正では、総額10億4,421万5千円に追加されることが決定され、地元国保財政調整基金や繰越金が追加の財源とされることとなった。
今後の町立病院解体の話題では、補正費用が高騰する見込みから解体が見直されることとなり、保健福祉課長の松井和色氏が詳しく説明を行った。元々解体には高額な費用が必要になるため、利活用についても検討を重ねたい意向が示された。
また、指定管理者の指定に関する議案も一括提案され、合計42件が承認され、これにより町内のさまざまな公施設の管理が継続されることとなった。特に新たに管理することとなったトレイルセンターの指定管理者を変更する措置も行われた。