令和4年第2回神石高原町議会臨時会が、5月13日午前10時に開催された。
町長の入江嘉則氏は、まず、新しい神石高原町立病院の落成式に触れ、町議会及び町民への感謝を表明した。新庁舎と新病院が無事に開庁・開業を迎えていることを喜ばしいとし、今後も全力で行政運営とまちづくりに尽力する意向を示した。
また、新型コロナウイルス感染症についても言及した。入江町長は、2年以上にわたる感染症との闘いに対し、今なお終息に至っていないことに懸念を示し、大型連休後には感染者数が上昇傾向にあると説明した。4回目のワクチン接種への取り組みも進めているとのこと。
臨時会では、全7議案が上程された。特に注目されたのが、地方税法等の改正に伴う神石高原町税条例の改正。副町長の森重純也氏が提案説明を行い、住民課長の内藤佳治氏が詳細を説明した。議論の結果、原案どおり承認されることとなった。
次に、育児休業等に関する条例の改正が議題に上げられた。副町長が、国の法律に準じて非常勤職員の取得要件を緩和することを説明。林憲志議員からの質疑があり、手当についての詳細が総務課長から明らかにされた。また、育休に関する研修の実施について、積極的な周知を進める考えが示された。
その後、こばたけ保育所の用地造成工事や来見小学校体育館の改修についても議論が交わされ、すべての議案が原案通り可決された。
最後に、町長は臨時会の結論に感謝の意を表し、町民に向けた安全対策の実施を呼びかけた。新型コロナ対策や行政の迅速な対応についても言及し、今後の支援を求めた。