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神石高原町、2020年度予算案を可決

神石高原町が行った2020年度の一般会計予算案では、厳しい財政状況の中、重要施策が提案され、ふれあいタクシー料金も見直された。
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令和2年度神石高原町一般会計予算に関する会議が、3月18日午前10時より開催された。

予算案は、厳しい財政状況の中で作成され、多くの議論が交わされた。町長の入江嘉則氏は、地方交付税の減少や税収の減少を受けて、補助金の見直しや経費削減の必要性を強調した。

その中でふれあいタクシーの料金が600円から900円に値上げされることが議題となり、行政としての苦渋の決断が伺える。小川清治議員は、値上げによる影響を懸念し、特に高齢者への配慮を求めた。また、病院への通院のための便が損なわれないよう注意が必要であると指摘した。

観光事業に関しては、観光協会への支援が必要であるとの意見が多く、特に町内に設置された観光看板の劣化が指摘された。政策企画課長の岡崎謙氏は、看板のリニューアル計画が進行中であることを述べ、順次整備を行う意向を示した。

有害鳥獣対策事業では、捕獲残渣処理の在り方が取り上げられ、今までは埋設処理が行われてきたが、新たに焼却施設設置の必要性が検討されていることが伝えられた。農業への影響を考慮し、今後の施策に結びつける重要性が指摘された。

教育分野では、給食費の無償化の廃止が話題に上り、保護者に与える影響に配慮した政策が求められることが確認された。教育課長の砂田香代子氏は、非常時の対応策と今後の計画を説明し、議員からの質疑に対して十分に答えられるよう努めることが求められた。

他にも、整備されるべきインフラや地域振興の取り組みが提案され、全体として住民の生活向上を視野に入れた施策が進められていくことが期待されている。議会は、これらの施策を通じて地域の活性化に向けて前向きな議論を続けている。

議会開催日
議会名令和2年第2回神石高原町議会定例会
議事録
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