令和5年3月の議会で、神石高原町の町長、入江嘉則氏は、町の施政方針や予算編成についての概要を報告しました。特に「住民ファースト」を掲げた新たな施策を強調し、今後の方向性を示しました。
具体的には、令和5年度の予算編成において、住民の安心や幸せを重視した施策を推進する方針です。入江町長は、施政方針において「市民に寄り添った政策の重要性を再確認し、現場の声を反映させる」と述べ、今まで以上に住民の意見を取り入れる姿勢を示しました。
また、農業振興についても触れ、具体的なサポート体制の強化が求められるとしました。特に、トマトや神石牛などのブランド化を進める方針が示され、これらを通じて地域経済を活性化させる計画を進める意向が表明されています。
討論では、柏床議員が施政方針の具体性や新規就農者への支援について質問し、入江町長は資材高騰により慎重な判断が求められ、実効性のある策を講じる必要があると回答しました。特に、農業振興には多くの時間とリソースを要することが確認されました。
さらに、子育て支援の分野では、ゼロ歳児の見守り訪問事業を行い、家事支援員の確保に注力する姿勢も示されました。これにより、産後の母親や子どもへの支援体制が強化され、地域全体での子育て環境を整えていく意欲が表現されました。
若者の参加を促進するための様々な施策も取り上げられ、町内での意見交換や活動を通じて地域住民と連携を深めることの重要性が強調されました。