令和6年第1回神石高原町議会臨時会が開催された。
本会議は2023年2月8日午前10時に開会され、全議員10名の出席が確認された。議長の橋本氏は会議の開始を宣告し、町長の入江氏が開会の挨拶を行った。入江町長は、能登半島地震による被害について触れ、被災者へのお見舞いを述べた。さらに、町内での支援活動を行うNGOや町職員の尽力への感謝も表した。
今臨時会では、補正予算を含む3議案が上程され、議案第1号の工事請負契約について説明があった。副町長の森重氏が提案した内容によれば、神石高原町役場の神石支所改修工事は、予算額1億1,396万円の設計に基づいて行われ、落札業者は粟根建設株式会社である。入札の結果、価格は1億4,484万3,200円、落札率は92%となった。
また、今回の議員による質疑で林議員は、災害対策に従事する職員への手当支給についての意義を質し、町長は企業からの寄付の活用とその報告について賛同を示した。
議案第2号では、災害に関連する給与改正が提案された。副町長は、特殊勤務手当を支給する意義が述べられ、特に能登半島地震による被害が大きいことを根拠としている。実施詳細として、7日当たり710円が支給されることが確認された。最終的には、全員賛成で可決された。
さらには、一般会計の補正予算が議題に上がり、森重副町長は、130億8,361万円の予算に9,233万8千円が加わると説明し、価格高騰対策などを盛り込んだ内容とした。
すべての議案は、参加議員全員の賛成により原案通り可決された。その後、町長は、復旧・復興に長い時間がかかるとしつつ、議会と連携して進めていく意向を表明した。
このように、神石高原町議会の臨時会は、地域の重要な課題に対応し、スピーディーな決議を行ったことが印象深い結果となった。