令和３年第７回神石高原町議会定例会が９月１６日に開催された。主要な議題の一つは、令和２年度の一般会計歳入歳出決算認定についてであった。出席した林議員は、自身の意見を述べた。彼は、コロナ禍の影響を踏まえ、町の収支状況を詳しく分析し年度決算には賛否が分かれる中で賛成する立場を示したことが注目された。
討論では、林議員が令和２年度の決算内容に対して言及した。彼は、一般会計の地域振興策、特にコロナ対策での支出を評価する一方で、公共事業のコストが妥当であるか疑問を呈した。「新庁舎建設に関する費用や、コロナ対策が真に住民に恩恵をもたらすのか、十分な検討が必要です」と指摘した。
また、彼は、新型コロナウイルスに関連した経済対策が実情に見合ったものであるかどうかも懸念を示した。特に、必需品を扱う業者への支援が十分でない点について問題提起し、「日々の生活を支える施策が重要であり、経済活性化策には多くの視点が必要です」と述べた。
さらに、予算案の中に挙げられていた新たな政策の必要性についても意見し、特に観光業界や福祉施策への支援を求める意見が多く挙がった。寄定議員は賛成討論にて、「新庁舎の建設は町の格を高め、町民がより快適な環境で生活できることにつながる」と強調し、安心して生活できる環境が整えられることを期待した。
最終的に、全会計の決算認定が可決され、その後の議題に移る中で、議員たちは引き続き新型コロナウイルス対策および地域経済の復興に向けた具体的な施策を議論した。特に、林議員は、「次年度以降の中長期的な財政健全化を図るための施策を今訪ねる必要がある」と発言し、さらなる対応策への必要性を訴えた。