令和2年第10回神石高原町議会定例会が、12月8日に開会した。この会議では、議長および副議長の選挙をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策や補正予算に関する多くの議案が議題に上がった。
まず、町長の入江 嘉則氏は、「新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中、町としても適切な対策を講じていく必要がある」とした上で、感染防止策の徹底を求めた。また、最近の鳥インフルエンザの影響に関連し、急遽開催した対策会議の結果についても報告した。
議会では、まず議長の選挙が行われ、藤田議員が臨時議長を務めた。橋本 輝久議員が正式に議長に選出され、「会議を公正に進め、町の発展に努めていく」と決意を示した。続いて、副議長に寄定 秀幸議員が指名された。
議案としては、まず補正予算の提出があり、これは新型コロナウイルス対策のための予算を含むものである。町長は、この予算が迅速に承認されることを期待していると述べた。議員たちは、提案された多くの議案に対して迅速に審議し、全会一致で可決した。
この定例会では、具体的には議案第166号の監査委員の選任が承認され、木野山議員が選任された。また、議案第167号では損害賠償の額が定められ、町道における事故の賠償についても説明があった。
さらに、議案第168号においては、国家公務員の給与改定に準じた町職員の給与調整が承認された。
最終的に、会議は円滑に進行し、12月22日までの15日間の定例会の会期を設定したことが確認された。議長は、町民参加やデジタル化を進め、議会の機能を強化していく意向を強調した。