令和2年第3回神石高原町議会臨時会が5月11日に開かれた。新型コロナウイルスの影響が町に深刻な影響を与えている中、緊急経済対策と生活支援を目的とした補正予算案が提案された。
町長の入江 嘉則氏は、新型コロナウイルス感染者が現段階で確認されていないことに感謝しつつ、外出自粛の継続について町民の協力を求めた。また、町では感染防止と経済対策という2つの柱で取り組んでおり、小規模事業者への緊急支援給付金の受け付けや特別定額給付金の迅速な支給に全面的に取り組むと述べた。
補正予算における新たな町独自の支援策として、児童扶養手当受給者に対し、一律3万円を給付することが計上されている。町の総務課長、瀬尾 明彦氏は、具体的な補正予算の額やその配分について詳しく説明した。特別定額給付金の給付は、オンライン申請としては5月12日から、書類による申請は5月20日からの開始を予定している。
また、特別定額給付金の代理申請についても議論があり、政策企画課長の岡崎 謙氏は、代理申請の条件や申請窓口についての適切な対応を提示した。特に目の不自由な方への配慮や申請方法についても説明がなされ、町としては支援を強化していく方針である。加えて、マイナンバーを利用した申請方法も周知し、スムーズな申請手続を目指すと強調した。
議案は全て可決され、補正予算に基づく迅速な経済支援策の導入が期待されている。議長の松本氏は、各議員の協力に感謝しながら、閉会を宣言した。本会は1日の予定通り無事に閉会した。地域における経済支援策が一刻も早く実施されることが求められる。