令和5年第3回神石高原町議会定例会が、6月14日に開会され、さまざまな議題が議論された。
町長の入江嘉則氏は、議会の冒頭で6月定例議会の開催を報告し、令和5年度6月補正予算案と15議案の審議が行われることを説明した。特に本会議では、補正予算案についての審議が重要な焦点となっている。
一方、一般質問では、久保田龍泉議員がG7広島サミットの影響について問うた。その中で、広島でのサミット開催が核廃絶を訴える重要な舞台であったと強調し、町長からは「広島開催は強い訴求力がある」との進捗があった。
また、神石牛の需要に関する質問では、バイデン大統領の訪問による影響で誇られた神石牛の人気が急上昇している件も話題となった。町長は、需要増に即した生産体制の見直しを進め、さらなる輸出の展望を展開する意向を示した。
通学路の安全確保については、建設課長が積極的な対策を報告した。危険箇所の調査や整備予定が進められ、教員や警察の協力を得ながら進捗が期待されている。特に油木小学校の通学路では、グリーンベルトの設置が計画されており、子どもたちの安全性向上に向けて努力していると述べた。
さらに、男女共同参画についても議論が挙がり、町長が計画の進捗状況を報告した。特に女性議員の割合や職員数の目標設定がなされており、達成には時間がかかるものの、意識の醸成が重要と考えている。
議会の中で、住民ファーストの取り組みや安全・安心な町づくりのビジョンが語られ、その意義が再確認された。議会は、これらの議題に対し、より充実した行政運営と地域のニーズに即した施策を求めていく意向を示した。