令和3年第6回神石高原町議会臨時会が、8月10日に開催された。
町長の入江 嘉則氏は、会議の冒頭で台風9号への備えについて言及し、発生時の町の迅速な対応を強調した。特に、行政放送や避難所の開設により、住民の避難行動を促す努力を行ったと述べた。今後も台風シーズンに向けて、早期の対策を講じる考えを示す。
次に、同町の新型コロナウイルス感染拡大の状況についても触れた。入江町長は、「広島県では日々100人を超える感染者が確認されている」と述べ、特に隣接する福山市や府中市の感染動向を注視する必要があると報告した。本町でも最近4件目の感染者が出たことを受け、今後の防止対策の強化を決意した。
さらに成人式の開催方針にも触れ、コロナ禍における成人式は会場集会からビデオメッセージに方式を変更したことをお詫びし、将来的に感染状況が改善され次第、再度の集会を検討する考えを示した。
本議会では、豊松支所の改修工事請負契約および消防用無線機の財産取得を含む2つの議案が提案された。議案第133号について、副町長の森重 純也氏が入札の結果を報告し、工事請負契約の締結を説明した。質疑も討論もなく、議案は可決された。
続いて、議案第134号の消防団デジタル簡易無線機器の購入についても同様に提案がされ、こちらも質疑もなく可決された。全ての議案について審議が終わり、入江町長は担当職員が契約内容に基づき着実に執行していく意向を示した。
閉会前に入江町長は、議員への感謝の意を表し、引き続きコロナ対策に全力を注ぐ決意を改めて強調した。議会も、8月10日の議会は定足数を満たし閉会した。