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神石高原町議会、令和3年度決算審査と補正予算を議論

神石高原町議会で令和3年度決算審査と新型コロナ対策の補正予算が議題に。町民の寄り添い、透明性を求める意見も。
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令和4年第4回神石高原町議会では、令和3年度決算審査や新型コロナウイルス対策の補正予算が議題に上り、重要な決定がなされる。

議会はまず、令和3年度の決算について詳細な審査を行った。町長の入江 嘉則氏は、実質収支が7億5千万円余りの黒字となったことを報告し、財政の健全性を維持していると述べた。また、「新型コロナウイルス感染症の影響により、さまざまな経済対策を続けている」と強調した。

次に、新型コロナウイルス感染症対策についても注目が集まった。入江町長は、感染状況が依然厳しい中、補正予算を提案する意義を語り、「町民に寄り添い、この難局を乗り越えるために必要な対策を講じる」と述べた。

会議では、議案第92号の放課後児童クラブ施設の改修についても審議された。副町長の森重 純也氏が詳細を説明し、議員からの質疑も交わされた。特に、林 議員は入札状況に疑問を呈し、「入札の透明性を確保するために、議会との事前説明が必要」と主張した。これに対し、森重副町長は「事前の説明は行っているが、さらなる工夫が必要」と応じた。

また、議案第93号の次期ごみ処理対策についても大きな関心が寄せられた。搬送中継施設の整備工事について、入札参加社が少なく、林 議員はその公正性について疑問を呈し、「このような急な契約はなぜ必要なのか」と質問した。環境衛生課長の森山 郁夫氏は、「地域のごみ処理体制を維持するため、スケジュールに従った進行である」とし、計画が緊急のものである理由を説明した。

さらに、教育に関する報告も行われ、小学校のいじめ対策について議論が交わされた。教育課長の矢川 利幸氏は、いじめの件数を報告し、それぞれのケースが別個のものであることを確認した。林 議員は、いじめ問題の地域社会との関わりを強調し、外部委員会の設置を提案した。

町議会は、さまざまな課題に対して真摯に取り組む姿勢を示した。今後も、町民の声に耳を傾け、透明な議会運営を進めていく方針である。

議会開催日
議会名令和4年第4回神石高原町議会定例会
議事録
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