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神石高原町議会、条例改正と損害賠償を可決

神石高原町議会で議案96号の条例改正と、97号の損害賠償額決定に関する議案が可決された。
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令和5年第3回神石高原町議会定例会が6月23日に開催され、3つの主要議案が審議された。

日程第1の議案第96号については、神石高原町の条例における読点の表記方法を改める条例が提案された。この条例の制定は、国の公用文及び社会一般の文書における読点の実態等に鑑み、現行のコンマ表記から点に変更することを目的としている。副町長の森重純也氏は「本町の条例や其他公用文の作成について国から示された作成要領に沿って表記を統一する。」と強調した。さらに、自治体としての整合性を持たせるため、7月1日から施行される新しい規定の適用についても説明がなされた。

次に、日程第2の議案第97号では、4月に発生した道路冠水による車両損害に関する損害賠償の額が確認された。この事故は、急激な降雨により排水が行き届かず、神石高原町の広域農道で車両が全損した。町の過失割合は7割であり、63万9,296円を相手方保険会社へ支払うことが提案された。総務課長の瀬尾浩康氏は「被害者の車両は、冠水によりエンジン内部に水が浸入し、全損した。」と詳細を説明し、短期間に和解を得るための処理が必要であると述べた。

さらに、発議第3号では地方財政の充実・強化を求める意見書が提出された。この意見書は、急速に進む少子高齢化や新型コロナウイルス対策など、地方公共団体が直面する様々な課題に対応するため、政府に要請を行うものだ。提案者の柏床由夫気議員は「地方財政の確立を目指し、財源確保の必要性を訴えていきたい。」と述べた。

いずれの議案も、出席議員の全員起立により可決され、神石高原町の行政運営に必要な法整備と財政強化が図られることとなった。議長の橋本輝久氏は、その重要性を訴え、今後も地域活性化に向けた取り組みが続けられることを強調した。

議会開催日
議会名令和5年第3回神石高原町議会定例会
議事録
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