令和元年第5回福山市議会定例会が12月10日に開催され、重要な議題が22件上程された。議長の早川佳行氏が開会を宣言した本会議では、まず全議員が出席し、福山市の各種補正予算案や条例改正案が審議された。この中で、福山市立大学の法人化が重要なテーマの一つとして取り上げられた。市は、法人化による民間的な運営が期待されることを強調した。
続いて、福山市における保育人材の確保策についても強調された。高田健司議員は、水道施設の稼働率と並ぶ補助員制度の導入制度について言及。教育現場での実際の成果を挙げながら、保育士の負担軽減に寄与することを訴えた。
また、教育行政に関しては、イエナプラン教育を取り入れた常石小学校の開設や、探究学習プログラムの実施についても議論が行われた。市教委によると、探究学習は企業との連携を進める中で児童の成長に寄与することが期待されている。
再質問として、高田議員は、福山市立大学の法人化の進捗状況や県内他市の事例を交えつつ議論を展開。教育長も、「教育の質を向上するための取り組みを進めている」とし、具体的な活動を報告した。特に、異才発掘プロジェクトROCKETの取り組みは、多様性を尊重し、児童の創造力を育むことに貢献しているという。