令和4年第6回福山市議会定例会が12月9日、福山市で開催され、予算や条例改正について活発な議論が交わされた。主なアジェンダとして、令和4年度福山市一般会計補正予算や各種特別会計補正予算の審議が行われ、議員たちが質問を通じて市政に対する強い関心が示された。
特に河村晃子議員からの一般質問が注目を集め、市内の個人情報保護制度や健康保険証の廃止問題について市長が見解を述べた。河村議員は新たな個人情報保護条例の制定について、地元特性を考慮してばらのまち福山における条例が、基本的人権を保障する意義を強調した。市長は、個人情報保護が重要であるとしつつも、全国法に則った施行方針を説明した。
また、補聴器購入助成についても提案され、河村議員は国の制度に対する不備を指摘し、市独自の補助制度創設を求めた。議長は難聴者の社会参加を支援する観点から、この問題の重要性を認め、市としての対応を検討する意向を示した。
同議員はさらに、子ども医療費助成制度の対象年齢引き上げを訴え、福山市における子育て世帯への支援の充実が必要であるとしました。これに対し、市長は国の責任も重いとしつつも、福山市として施策充実に向けた努力を続ける考えを示しました。
浜本将矢議員においても、ナイトタイムエコノミーの重要性について言及があり、福山市の観光振興施策に反映されていくことを要望した。また、福山道路等の幹線道路整備の必要性についても、市の今後の取り組みが強く求められました。
他にも、商工業者への直接的支援の要望や,市の防災訓練に伴う仮設トイレの整備について議論がなされ、行政の資源配分や市民の安心安全の実現に向けた努力が求められています。最後に、都市計画や地域コミュニティの整備が、今後の福山市にどのように影響を及ぼすか注視されています。