令和元年第4回福山市議会が9月9日に開かれ、予算や条例の議案、一般質問が行われた。
本日は、福山市の決算認定に関する議案が23件上程され、議員からの質問も目立った。特に「今後の財政見通し」に関して質問したのは、21番の大田祐介議員であり、平成30年度の普通会計決算見込みが健全化判断比率において早期健全化基準内に収まっていることを示したが、少子高齢化による市税収入の減少を懸念していた。
大田議員は、福山北産業団地の第2期工事に伴い、大規模なインフラ整備が必要になると指摘し、造成費用の約75億円とそれに関連するインフラ事業費に対する見通しについても言及した。また、手城川流域の徹底した浸水対策など、国からの財政支援含めて今後の整備計画に疑問符を投げかけた。
倉からも、福山市民病院における喉頭がん患者の治療に関し、気管食道シャント法の普及についての説明があり、実態を把握した上で今後の支援策を考えていく必要性が強調された。但し今のところ治療実績がないため、支援策についての具体化が求められている。
さらに、メキシコオリンピックチームの事前合宿について尋ねられた。成果としては市民との交流が拡大した一方で、一部競技の見送りがあったことについて意見交換があった。
本議会では、福山ばら祭の開催意義についても扱われ、2020年の広島を舞台にする全国都市緑化フェアとの関連性を強調した。特に、バラ祭は地域振興や平和の理念を体現するイベントとしての意義が再確認され、その開催準備の重要性が示された。