令和2年9月15日、福山市議会は第5回定例会を開催し、重要な議案が審議された。
今会議では、病院事業の決算認定や水道事業会計の剰余金処分、下水道事業の決算認定などが一括審議されるなど、財政状況に関わる重要議題が中心に扱われた。
特に注目を集めたのが、令和2年度福山市一般会計補正予算の議案である。これに対しては、市議会の多くの議員が質疑を行い、補正予算の必要性や具体的な使途について深掘りした。また、福山市立戸手小学校や城北中学校における校舎の改築工事契約についても話題に上がり、地域教育の質向上に向けた取組が進展していることが報告された。
さらに、一般質問では、各議員が地域の活性化や住民福祉の向上に向けた意見を表明した。木村素子議員は、エフピコRIMの再生計画について言及し「現状の利用状況や今後の方針について具体的に示す必要がある」と提案した。市長の枝廣直幹氏は「駅前再生の流れを止めることなく進め、エリアの価値を高めるリノベーションを進める考えである」と答弁した。
消費喚起策に関する質問も活発に行われ、県内で進行中の各種施策が紹介された。行政は、地方創生の一環として「GO!GO!ふくやま地産地消キャンペーン」の展開も告知し、市民に地元の食材や産品を積極的に利用するよう呼び掛けている。
また、医療面での話題もあり、特に子宮頸がん予防ワクチンやインフルエンザ予防接種の重要性が訴えられた。市は関連施策を強化する方針を示しており、引き続き市民に対する啓発活動を進めると述べた。