令和4年第2回福山市議会臨時会が5月9日に開催された。
主な議題は、税条例改正や議長および副議長の辞職に関する事項であった。
今回の会議では、議第50号福山市税条例の一部改正が重要なテーマとなり、質疑が行われた。税務部長の宮谷ゆかり氏は、この改正による影響について以下のように説明した。固定資産税については、約14万円が減少し、都市計画税は6000円の減少となる。さらに、住宅用地に対しては負担調整措置が行われ、税額に影響を与える人は629人より少なくなる見込みだという。
また、高木武志議員は改正の必要性を訴えつつ、増税につながることへの懸念を表明し、反対の意向を示した。議長への就任式では、新たに選任された議長の熊谷寿人氏が任期の開始を宣言した。
この日は、議長の辞職及び新議長の選出も行われ、小川眞和議長が辞職願を提出し、承認された。後任として熊谷寿人議員が選任され、その後、副議長の選任が行われ、今岡芳徳議員が副議長に当選した。議長は、今後の議会運営において公正公平を尽くす考えを示した。
会議は、議員の賛成多数で会期の決定が承認され、引き続き会議が進行された。新型コロナウイルスの影響下にあっても、効率的な議会運営が求められる中で、議員は期待される役割を果たしていく姿勢がうかがえた。