令和2年第2回福山市議会臨時会が5月11日、開会した。
今回の臨時会では、まず新たに選出された議員に対する市長の挨拶が行われた。市長の枝廣直幹氏は議員の当選を祝し、今後の協力を求めた。その後、議長や副議長、さらには監査委員の選任に関する議題が続き、各議案の審議が進められた。
議長選挙では、議員の小川眞和氏が34票を獲得し当選を果たした。小川議長は、挨拶の中で新型コロナウイルス対策への取り組みを市議会としても推進することを強調し、「市民が安心して暮らせる環境を整備するために、議会も一丸となって対応していく」と述べた。
また、副議長には大田祐介議員が選任された。大田副議長は、今後の議会改革を進めるために、議員全員の意見を尊重し、透明性のある運営を心がけると発言した。特に、議会だよりが市民に広く読まれるよう、情報発信の強化を図りたい意向を示した。
続く監査委員選任の件では、法木昭一氏と榊原則男氏が選任された。市長は両氏の適任性を強調し、これに同意が得られた。また、福山市議会委員会条例の一部改正が承認され、常任委員会の構成が見直された。
特に注目されたのは、福山市議会特別委員会の設置に関する議案であり、今岡芳徳議員が提案した。この特別委員会は、福山駅周辺エリアの再生や競馬場跡地の利活用を目的としており、早急に調査活動を開始することが求められている。
議会はこのような議論を経て、政府の新型コロナウイルス対策としての経済支援策や市民福祉に向けた施策が求められる中、今後の市政運営における重要な決定を行うこととなった。次回の本会議は5月12日に予定されている。