令和5年第1回福山市議会定例会が2023年2月27日に開会した。
この会議では、議長の熊谷寿人が開会を宣言し、出席議員の数を確認した後、先に福山市議会議員の故石田実氏の追悼が行われた。羽田俊介議員による弔辞では、石田氏の生前の活躍と人柄が称賛された。
市長の枝広直幹氏は、令和5年度の福山市一般会計予算について説明した。一般会計の当初予算規模は1841億6000万円で、前年より6.4%減となる見込みだ。市税の増加が期待され、766億円の収入見込みがあるが、扶助費や社会保障関連費はさらなる増加が懸念される。
また、福山市のインフラ整備と都市基盤の強化が進む中で、重要な施策として防災対策、教育環境の充実、地域コミュニティの強化に取り組む姿勢が強調された。特に、地域コミュニティの形成が今後の市政運営で重要であるとの認識が改めて示された。
新年度に向けて進む施策には、安心して暮らせる環境づくりが含まれ、人口減少や高齢化が進む福山市において、多様な人材が活躍できるまちの実現を目指している。基盤整備の完了後、さらに発展を遂げる意欲が示された。