令和5年第4回福山市議会定例会が、2023年9月25日に開催された。
議会では、地元の議員たちが新型コロナウイルス対策や福山市の一般会計補正予算について審議を行い、議第81号の令和5年度福山市一般会計補正予算について多くの意見が交わされた。特に、保育士確保を目的とした支援策の創設に対する期待が寄せられた。福山市立大学の新学部設置準備費やSDGs推進事業も予算に含まれており、全体で8億1524万円の補正が求められる。
また、請願第5号のインボイス制度の実施延期を求める意見書も議題に上がり、地域経済への影響についても議論が展開された。この制度の導入が小規模事業者に与える深刻な影響が懸念され、地域経済の維持には、消費税インボイス制度の延期が求められた。
一方、旧福山市体育館の解体工事契約についても審議され、文化的価値があるとの意見もあった。また、解体を進める方針が示され、施行する方針が確認された。議論では、歴史的資産の保護を含む多角的な意見が交わされたが、最終的には原案通り決定された。
その他、業務運営に関する委員長報告も数多く行われ、各種条例の一部改正議案が可決される結果となった。特に、職員の勤務時間に関する条例改正は、フレックスタイム制の導入を目指しており、議論が白熱した項目の一つであった。
合計12件の議案が進行し、採決の結果は全員異議なしという形で多くの議案が可決された。議長の報告によりこの議会は終了したが、今後の福山市の発展に向けた重要なステップが踏み出されたことが強調された。