令和2年第2回福山市議会臨時会が5月12日に開かれ、重要な議案が審議された。
市長の枝廣直幹氏は、コロナウイルス対策の観点から、福山市一般会計補正予算の必要性を強調した。特に市民生活や中小企業への支援策の強化が求められている。
まず、福山市の補正予算案の主な柱として、感染症対策の充実が取り上げられた。市保健所に検査機器を整備し、民間検査機関への委託も行う方針が示された。他にも、福山市民病院の機能強化に向け、必要な医療機器の整備が行われる。
市民への生活支援策も優先事項である。特に育児支援や高齢者支援に注力し、国の特別定額給付金の迅速な支給をaimとしている。また、ひとり親家庭や医療的ケア児への独自の応援金制度も設けられ、低所得層の負担軽減が目指される。
中小事業者への支援として、急激な売上減少が見込まれる飲食店や宿泊施設に対し、資金補助や店舗改装費の助成が計画されている。このような助成が経済活動の持続に寄与する見込みである。
本市では、広島県の休業要請に従った事業者にも協力金が支給される予定であり、地域経済の安定が強く期待される。
この臨時会では、福山地区消防組合議会及び広島県後期高齢者医療広域連合議会の選挙も行われた。議長の小川眞和氏は各議員に対し、当選祝いの言葉を述べ、今後の議会活動への期待を示した。
この臨時会を通じて、福山の行政が市民の生活を守るために積極的な取り組みを続ける姿勢が確認された。今後も状況を見据えた柔軟な対応が求められている。