令和4年9月5日、福山市議会は、第4回定例会を開会した。
会期は23日間、つまり9月27日までと決定され、議題には多くの報告及び条例案が含まれている。
市長の枝広直幹氏は、議会の冒頭にて、先月の福山城築城400年記念イベントを振り返り、約9万人の来場者があったことを報告した。
続いて、コロナウイルスの状況が語られ、新規感染者数が改善傾向にあることにも触れた。新たな支援策として、医療機関や教育機関への補助についての説明が続く。
特に、産業のデジタル化を推進し、行政手続きのオンライン化などの施策を進めていくと述べた。
会議では、福山市立大学についての経営状況の報告が特に注目されている。総務課長の亀山聰子氏によると、大学の2021年度は13億4500万円の収入を計上し、3200万円の黒字を達成した。
また、業務実績についても、昨年度は順調な進捗を得たことが評価された。
財政関係の議案では、令和3年度の健全化判断比率や資金不足比率が報告され、全国基準に照らしても健全と判断される.
市立病院の会計決算認定や水道事業の剰余金処分案も審議され、特に水道事業においては、一般会計の補正予算も提出されるなど、財政状況の説明が続く。
これら一連の報告や議案は、各委員会での審議を経て、最終的に全体の今後の運営と市政発展の指針としていくことが期待される。次回の本会議は、9月12日午前10時からの予定である。