令和2年第5回福山市議会定例会が9月8日に開催され、会期の決定などが行われた。
議会では、会期が本日から9月29日までの22日間と決定されたことが報告された。これにより、今後の議事や質疑を円滑に進める体制が整ったと見られている。
市長の枝廣直幹氏は、冒頭の挨拶で新型コロナウイルス感染症対策を最優先事項に挙げ、自市の対応策に全力を尽くす意向を示した。既に市内では新規感染者が発生しておらず、医療従事者の尽力を称えた。さらに、備後の玄関口としての福山駅周辺の再生や、子育て支援施策としての福山ネウボラの充実を強調した。
報告として、令和元年度健全化判断比率と資金不足比率が提出され、両報告においては赤字がないことが確認された。財政課長の塩飽淳氏は、各公共機関の健全な財政運営が続いていることを強調し、健全化基準にはすべて基準内であると報告した。
また、会期冒頭では新型コロナウイルス関連の議案も提出された。枝廣市長は、この一年間の感染症対策に関する施策について言及し、市民の健康と生活の安定を図るための取り組みを今後も続ける意向を示した。
実際に、医療現場の強化や感染症対策のガイドライン策定が進められ、特に冬を前にしたインフルエンザ予防接種の重要性についても言及した。これは、医療現場の負担を軽減するための重要な施策として位置付けられている。