令和5年第2回福山市議会臨時会が開催された。
重要な議題が多く取り上げられ、特に令和5年度の一般会計補正予算、税条例の改正、国民健康保険条例の改正に注目が集まった。
まず、会期は本日1日間と決定された。続いて、損害賠償に関する専決処分が報告され、福山市が昨年12月に発生した事故に対する賠償金についての決定がなされた。総務課長の新延浩二氏は、「今回の専決処分は地方自治法に基づき処理された」と述べた。質疑はなく、承認された。
次に、議第58号の令和5年度福山市一般会計補正予算が提案された。財政課長の吹抜友磯氏は、「物価高騰に直面する低所得家庭への生活支援として、給付金の支給を目的とした補正予算の専決を求める」と説明。議案は全議員の賛成で承認された。
その後、福山市税条例の一部改正についても報告があり、総務課長の新延氏が「新たな法律に基づく課税標準特例や軽自動車税の措置を盛り込んだ」との説明を行った。こちらも質疑なく承認された。
続けて国民健康保険条例の改正が行われ、軽減措置の金額引き上げが提案された。新延氏は軽減対象世帯の判定基準を引き上げると強調した。
副議長の辞職が許可された後、議長の熊谷寿人氏が、今岡芳徳氏の辞職について「今岡氏が新たに一議員として努力する姿勢を評価する」と言及。今岡氏からは感謝の挨拶があり、満場の拍手を受けた。
その後、榊原則男氏が副議長に選任され、同様に監査委員の選任同意も行われ、池上文夫氏と連石武則氏がそれぞれ承認された。
最後に、広島県後期高齢者医療広域連合議会の議員として榊原則男氏が指名され、全議題を終えた。会議は午後3時29分に閉会となった。