令和元年第3回定例会において、幅 永典議員が刃物ミュージアム回廊モニュメント整備事業を中心に質問を行った。議会運営においては、尾関市長の再選を祝い、出席議員と共に盛り上がりを見せた。
幅議員は、刃物ミュージアム回廊のモニュメント設置について、市民からのヒアリングを元にした説明を求め、市と商工会議所などが協議した経緯を掘り下げた。横山産業経済部長は、地域企業や観光団体との意見交換を受けて、モニュメント設置の必要性を訴えた。
一方、市は災害対応や観光振興に向けた具体的な施策が求められる中で、議員たちは市民からのヒアリングを重視する考えを示している。
また、議会では妊産婦医療費助成制度を導入すべきとの意見が出た。多くの周知を図る中で、関市では未だ効果的な助成を行えていない現状が浮き彫りとなり、特に故障率の低下を促す方策が歓迎された。
そのほか、公営図書館の読書通帳導入に関する議論も行われ、学校の教科書や学用品費などが援助対象となることを市長が強調した。読書支援策としての通帳は、子どもたちの読書活動を記録し、振り返る機会を提供するという点で意義深いとされた。これに対し、比較的低い読書がなされる中で、市は教育環境をさらに改善する努力が必要であることが改めて認識された。