令和6年第2回定例会が開かれ、様々な議案が審議された。
本会議は午前10時に開会し、まず会議録署名議員の指名が行われた。7番の田中巧氏と8番の池村真一郎氏に指名された。次に会期の決定について、足立将裕氏が委員会協議の結果を報告し、会期は6月4日から26日までの23日間とすることが決定された。
重要な議案として、議案第37号の関市附属機関設置条例改正が提案された。これは介護保険法の改正に伴い、支援事業者に対する所掌事務を見直すもので、まず市長の山下清司氏が説明した。また、議案第38号では関市税条例の一部改正についても言及された。新たな公益信託制度に関連し、寄付金の税額控除対象が広がると述べた。
特に注目を集めたのは、議案第41号の関市防災基本条例の制定である。市長は「災害に強いまちづくりを目指し、基本理念や防災対策をこの条例に盛り込むことが必要」と強調。このことは市民生活の安全を保障する重要な施策となる。
他にも、工事請負契約の締結に関する議案がいくつか上程され、その内容についても詳細に説明された。特に文化会館の空調設備改修工事契約については、4億810万円での契約となる。
議案の質疑は今後、具体的な検討を経て進められる。そのための質疑日程は6月13日と設定され、一般質問も予定されている。その他にも、今年度の一般会計や特別会計の補正予算についても改めて説明され、支出の目的や金額についても細かく言及された。
最後に、報告第2号から第5号までの繰越明許費の計算書についても説明され、各事業が翌年度に繰り越されることが報告された。これにより、実施予定だった地域内バス運行事業や水道事業が継続して行われることが示された。