令和6年6月19日、美濃加茂市議会第2回定例会が開かれ、様々な重要事項が議論された。
今回の会議では、特に新庁舎整備に関する質問が多く寄せられ、その中で柘植宏一議員が新庁舎候補地について意見を述べた。議員は、旧基本計画に従い、市商業ビル周辺を再度候補地として提案することを支持し、市民の意見聴取が十分ではないと指摘した。
次に、目を引いたのは美濃加茂市の企業誘致の施策である。美濃加茂市の産業振興部長が述べたところによると、固定資産税に関する優遇措置が県内でも突出しており、10年間の優遇を設けていることが新たな企業の誘致を促進している。
市の目指す自立持続可能性を実現するために、人口ビジョンは重要な役割を果たす。市長は、人口の減少に対抗するためには教育施策の充実が必要であると強調しており、若い世代や子育て世代に向けた政策の推進に力を入れている様子が伺えた。
また、自治会に対する理解促進のため、各地区の状況に応じた支援策も検討されていると報告された。特に多文化共生社会を目指す中で、外国人市民の参加や意見を得るために、様々な試みが進められている。
リバーポートパークの利活用については、特にバスケットコートの設置が話題に上がった。最近、岐阜信用金庫から寄贈されたバスケットゴール勘亭は多くの利用者に喜ばれており、地域コミュニティの活性化に貢献している。
最後に、防災対策についても話が及び、特に治水対策の重要性が認識されている。最近では、自然環境の変化に伴う豪雨による被害が懸念されており、市は流域治水に基づいた対策を検討しているという。
美濃加茂市の議会は、今後も市民の意見を反映した政策推進に務めていくようであり、特に若い世代や外国人市民の参加が重要であると思われる。