令和6年第1回定例会が開催され、一般質問が行われた。長尾一郎議員は津保川浸水対策事業について質問し、過去の浸水被害に対する対策の進捗状況を確認した。特に、平成30年の集中豪雨による悲劇を忘れず、しっかりとした浸水対策の重要性を強調した。
津保川浸水対策重点地域緊急事業は、岐阜県の計画に基づき、河道掘削や堤防整備を進めており、今年度中に完成予定と説明され、地域住民に安心をもたらすための重要な工事であると述べられた。関市自治体も、さらなる改修計画を進めており、地域住民の意見を取り入れながら、次なるステップへ進むことが求められている。
また、長尾議員は観光振興策についても触れ、新型コロナウイルスの影響からの回復を図っていく必要性を指摘。観光スポットの周知の方法と観光振興戦略を見直す重要性が議論された。この点は地域経済の復興に大きく寄与するため、多くの関係者が一致団結して取り組む姿勢が求められている。
新型コロナウイルスに係る質問もあり、コロナ対策の現状やワクチン接種状況について市の健康福祉部から報告が行われた。特に、63.2%の高齢者接種率を維持するための対策が進められ、今後の接種に関してさらなる周知徹底が必要であるとされる。
加えて、自動運転の導入に関する質問もあり、交通運輸の優先度を見直す必要性が示唆され、ふるさと自動車バスの充足を図る観点からも重要な議題として議論された。
最後に、長尾議員は地域商品券事業についても意見を述べた。新年度の施政方針を受けて、地域の活性化を図る上で、地域の商品券事業が重要な役割を果たしていることが確認された。
市の若者人口減少の問題にも触れ、もっと手を打つべきであると懸念を表明し、市としても新たな手法を模索する必要があるとの声が広まっており、今後の動向に関心が寄せられている。