令和4年第4回臨時会が本日開会し、重要な議案についての審議が行われました。
議事日程には、会議録署名議員の指名や会期の決定が含まれています。特に注目されたのは、令和4年度関市一般会計補正予算の議案についてであり、多くの議員が関心を寄せました。
尾関健治市長は、富岡保育園及び富岡小学校留守家庭児童教室の新築にかかる補正予算を提案しました。新たな工事費が想定以上に増加した理由として、資材価格の高騰を指摘しました。「想定以上の資材価格の高騰により、当初の設計金額より大幅に増加した」と意義を述べています。
猿渡直樹議員は、今回の増額によって総事業費がいくらになるのかを質問しました。森小百合健康福祉部長は、「約13億2,470万円になる見込み」と回答しました。この中には、工事費や仮園舎、用地取得が含まれています。さらに、資材高騰の状況についても詳しく説明し、特に鋼材の高騰が大きな影響を与えていると強調しました。
また、県産材の活用についても質問がありました。森部長は、「全ての床材は関市産の木材を使用する」と述べましたが、補助金については条件を満たさなかったため見送る形となりました。
一方、保育所定員に関する議論も繰り広げられました。猿渡議員は定員の見直しが必要だとの考えを示しましたが、森部長は「現在の140人の定員について見直す予定はない」と述べ、地域内では十分な施設が整っているとの見解を示しました。これに対し、猿渡議員は地域のニーズを強調し、対話を促す形で進めました。
最後に、本会議では、全ての議案が原案通り可決され、翌年4月からの保育所入園に関する受付もすでに開始されていることが報告されました。各常任委員会の閉会中継続調査も承認され、今臨時会は円滑に進行しました。
これにより、令和4年第4回臨時会は全ての議程を終了し、総合的な意見交換が行われたことが印象的でした。