令和2年第3回関市議会は、9月11日に開議され、議員らは主に新型コロナウイルス対策、教育支援、橋梁点検・補修計画について議論した。
最初に各議員は新型コロナウイルスによる影響に言及した。特に、教育長の吉田康雄氏は、学校が65%のクラス数で前年よりも順調に学級編制を行っていると報告した。加えて、議員らは身体的距離の確保に関して今後の課題を強調した。特に小森敬直議員は、現行の40人学級がこの要請に対して十分に対応していないとの懸念を表明した。
次に、橋梁点検について報告され、後藤浩孝基盤整備部長は889橋のうち約31%が点検済みと述べ、改善案として保戸島橋についての詳細な調査計画を明らかにした。しかし、小森議員は、近隣自治体の文化財指定解除問題を引き合いに出し、関市の持つ文化財の保護と活用に関する懸念を示した。
さらに、養護教諭数の不足や厳しい中での子どもたちの心のケアに資するための施策の整備が必要であると強調された。市民の健康と教育の観点から、一貫した対策を進め、受け入れやすく、利用しやすい環境を構築していくことが求められている。
この会議では、様々な意見交換を経て、コロナ禍における教育現場の現状が確認され、関市の文化財防護を含むさまざまな社会問題への関心が再確認された。議員たちは、地域住民、特に高齢者に対する情報提供とともに、今後の行動計画についても話し合った。各議員の積極的な発言が相次ぎ、今後の施策に期待が持たれる議会であった。