令和3年第1回臨時会が開催された。
議題には新型コロナウイルス対策事業に関連する重要案件が含まれている。
開会式では関市民憲章が唱和され、議長の波多野源司氏が議会の運営への協力を呼びかけた。
市長の尾関健治氏は、提案された補正予算について慎重な審議をお願いした。
具体的な議案では、令和2年度の一般会計における補正予算が審議された。
まず、専決処分の承認を求める第12号についての説明が行われた。
この補正予算では歳入歳出にそれぞれ4000万円を追加し、予算総額を520億1528万6000円とする。
除雪費用が不足したため、土木費の整備が主な目的となっている。
出席議員からは質疑が行われたが、特に反対意見はなく、承認が得られた。
次に、令和2年度一般会計補正予算（第13号）が審議に上がった。
こちらは、ふるさと納税の寄附が昨年度の2.5倍に達したことを受けたものだ。
寄附金の見込額は50億円となり、返礼品や事務経費を補正する。
さらに新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済の活性化を図るため、プレミアム付商品券の発行が計画されている。
プレミアム付商品券事業では、市民が5,000円で7,000円分の商品券を購入できる。
議論では、この計画の目的や販売開始時期が焦点となった。
猿渡直樹氏からは、経済的弱者への配慮や商品券の額面についての質問が相次いだ。
市長公室の森川哲也氏は、商品の販売は十分に注意しながら行うと強調した。
老朽化した施設の管理費用も含まれた今回の議案は、議会で議論された上で可決された。
最後に市長からワクチン接種についての説明がなされ、関市の感染状況を考慮しつつ、進めていく方針が示された。
議会はスムーズに進行し、案件は全て議了された後、閉会へと移った。