令和2年関市議会第2回臨時会が開催された。特に、新型コロナウイルス感染症への対応が取り上げられたことが注目されている。
議長の波多野源司氏は、開会の挨拶において市民からの信頼回復が課題であると強調した。議会に提出されているのは、感染症緊急対策事業に伴う補正予算などの重要な案件である。
尾関健治市長は、挨拶の中で、過去の不祥事に対する謝罪を行い、職員一同、市政に対する信頼を回復していく決意を示した。特に、承認第15号については、一般会計補正予算が必要であることが説明され、質疑も行われた。
この補正予算が影響を与える範囲は広く、多くの施策が求められている。特に関心を集めたのは、補正予算第8号である。ここでは新型コロナウイルスの影響を考慮し支援策が提案され、包括的な支援が必要であるとされている。
猿渡直樹議員が質疑で、新型コロナ対策の具体策を尋ねた。尾関市長は、生活困窮世帯への支援について具体的に説明し、必要な措置を講じていくとしている。
また、GIGAスクール構想におけるICT機器の整備についても取り上げられた。この構想を進めるための予算が提出され、必要な対応が講じられる見込みである。教育長の吉田康雄氏は、前倒しでの整備が重要であることを強調し、取り組みを進める姿勢が示された。
議案第57号についても報告があり、事務用パソコンの取得が承認される運びとなった。新しい機器の導入により業務が改善されることが期待されている。
議案第58号に関しては、歳入・歳出の補正に加え、新型コロナウイルス対策が検討されることとなった。議論の中で、各行政機関と連携し、市民のニーズに応える体制が求められているとの認識が示された。
本会議は、全ての案件が審議を経て無事に終了した。議会の役割がますます重要になる中、議員たちは市民のために全力で取り組んでいく所存であることを共有した。今後も健康に留意しつつ、市民の信頼回復を目指していく姿勢が明らかになった。