令和5年第3回定例会が10月2日に開会し、市長の山下清司氏が所信表明を行った。
今回の会議は、関市民の期待に応えるための市政運営に専念する姿勢を示す場となった。市長は「日本一しあわせなまち」の実現を目指し、人口減少対策や経済好循環施策を継続していく考えを述べた。
山下市長は、様々なライフイベントに対する支援を行うことで市民の幸せ向上に力を入れるとした。具体的には、結婚・出産支援金や子育て世帯への生活支援に加え、高齢者の生きがいづくりを進める意向を示した。また、教育環境の整備や地域密着型の施策も積極的に行う方針を強調した。
さらに、関市特別職職員の給与等に関する条例の改正についても言及した。この改正は、市長の不祥事を受けて行われたもので、給与を減額する旨が報告された。この措置は、透明性を高め、市民に納得してもらえるよう努めるためのものであると説明している。
また、令和5年度関市一般会計補正予算にも触れた。台風による災害復旧に係る必要経費の補正が提案され、迅速な対応を図る態度が示された。加えて、議会では、提出された議案について製品説明が行われ、議員たちもその重要性を認識するように問う声が上がった。
特に、市長は「市民が心豊かに暮らせるまちづくりを進めるためには、官民の連携が不可欠である」と述べ、議会の理解と支援を改めて求めた。今後の議会運営においても、市民のニーズに応じた柔軟な対応が望まれる。