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地域密着型サービス、議案改正に反対意見集中

関市議会は地域密着型サービスの条例改正案に関し、反対意見が相次いだ。消防団員の処遇改善も求められている。
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リューの関市議会第1回定例会が開かれ、各議案の審議が行われた。今回は、特に関市の地域密着型サービスに関連する2つの条例改正が注目されている。

最初に、議案第7号の「関市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正」について、総務厚生委員長の渡辺英人氏は、審査結果を報告した。彼は、改正内容に人員配置基準の緩和が含まれていることについて、懸念を表明した。特に、基準の緩和が職員の負担を増し、サービスの質を低下させる恐れがあると強調した。

続いて、議案第8号の関市指定地域密着型介護予防サービスの条例改正も審議された。こちらも基準緩和の内容に対して日本共産党の猿渡直樹議員が反対討論を行い、介護職員の処遇改善を求める声が上がった。猿渡氏は、基準緩和は職場環境を悪化させる可能性があると警鐘を鳴らし、こうした事案は見直す必要がある旨を訴えた。

また、議案第13号に関する消防団の出動手当についても多くの質疑がなされた。この改正により、消防団員の手当が再構成され、出動や訓練に対する報酬が変更される。しかし、夜間の消火活動に関する手当が他市と比較して低いことが問題視されており、さらなる処遇改善が求められている。市はこれを受けて、今後の見直しに前向きな姿勢を示す考えである。

市側では、尾関健治市長が自身の発言に対し猛省を促す決議についても迅速に対処すると述べ、市議会との関係改善に意欲を示した。他にも予算関連の議案も次々と可決され、令和3年度の一般会計予算が承認された。

今後、議会は市民の声に沿った法整備を進めるべく動き続ける必要がある。これらの議案の結果には、市民生活に直結する問題が多く、今後の施策が注目される。

議会開催日
議会名令和3年第1回関市議会定例会
議事録
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