関市では、令和3年第1回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
特に新型コロナウイルスワクチン接種に関する質疑が多かった。議長の波多野源司氏は、接種計画の進捗状況を報告した。健康福祉部の後藤達也部長は、ワクチン接種体制において、「集団接種と個別接種を併用し、住民へ効率的な接種を目指す」と述べた。接種対象者には高齢者が含まれ、接種券は4月上旬から配付される見込みだ。
また、議案第2号の関市第1号会計年度任用職員の報酬改正については、原案通り可決された。長屋和伸議員は、ファイザー社製ワクチンの流通や保存温度について質疑し、ワクチン接種施設の体制整備の必要性についても触れた。また、教育面では、関市では1人1台のタブレット端末を導入し、教育の質の向上を図っているが、教員の指導スキルの向上についても課題として指摘された。さらに、定例会は新型コロナウイルスの影響による福祉施策、特に不妊治療の助成や高齢者の支援についての質疑が交わされた。
環境問題についても話題となり、関市環境基本計画の目標とその進捗状況に対する報告があり、今後の取り組みとして市民への啓発活動の強化が求められた。特に新型コロナウイルスの影響での家庭ごみの増加に対する対策も重要視されている。
最後に、今後の予算案に関しては、様々な施策が具体的に進捗を見せており、特に次世代の教育や地域振興に向けた新たな施工が期待できるとの見解が示された。