令和5年3月10日、美濃加茂市議会の第1回定例会が開かれ、市政全般にわたる質問が行われた。特に、牧野ふれあい広場の進捗状況やオーガニック給食の導入についての討論が目立った。
14番、森弓子議員は、牧野ふれあい広場の事業費が当初の約8億円から13億3千1百万円に膨れ上がったことを指摘した。
この変更には、陸上トラックの全天候型への変更も含まれ、山田市民協働部長は、「社会資本整備総合交付金の採択が可能と確認が取れたための変更であり、選手育成にも寄与する」と説明した。
加えて、森議員は、事業の計画性についても質問した。市民協働部長は、利用者の安全確保のため、今後管理棟の設置を考えていると述べた。その一方で、管理棟の建設はまさに今後の課題であり、既存の資源を生かした運営方法を模索していると強調した。
また、オーガニック給食を導入する意義も決定的な議題となった。山田教育委員会事務局長は、地元産の新鮮な食材の選定を進め、先行事例の学びを受けて、より良い給食を提供することを目指していると述べた。昨年度の実績を基に、オーガニック食材の拡充を図る考えが示された。
加えて、金井文敏議員による認知症、ヤングケアラー支援の重要性も指摘され、行政の支援体制の必要性を訴えた。市民福祉部長は、相談窓口の整備や関連団体との連携を進めることで、改善に努める考えを示した。
さらに、若者への意識改革も不可欠だとし、心のサポーター養成の必要性についても強調。具体的な施策については今後も議論が続けられるとした。
このように、様々な政策が議論され、市民に寄り添った街づくりの姿勢が再確認された。今後に引き続き市民の声を反映しながら、より良い行政サービスを目指してほしい。