美濃加茂市議会第2回定例会が令和2年6月16日に開催された。この会議では、新型コロナウイルス感染症対策が重要な議題として取り上げられた。
田口智子議員が新型コロナウイルスの影響を受けた子供たちへの支援策を提案した。特に、学校が休校となった影響により、家庭内での学習環境に不安定さが生じている点が指摘され,教育長の日比野安平氏は、家庭での教育支援の必要性に応じて準備を進めていると述べた。
田口議員はまた、市内での家庭学習の状況と、子供たちの学力の低下が懸念される中、教育委員会の支援が求められると強調した。次に、高井厚議員が、新型コロナウイルスの影響により中止となった行事や催事の現状を確認し、出席者たちに適切な対応を講じるよう求めた。
美濃加茂市では、通常の避難所設営にあたり、感染症対策を徹底する必要がある。具体的には、避難所には間隔を空けるための工夫や、人数制限を設けるとともに、非接触での体温測定を行うことが求められる。市役所の総務部長・佐藤文彦氏は、避難所における新型コロナウイルス感染症対策マニュアルを策定し、地域の理解を得るための努力を続けていると述べた。
また、議会でも語られた内容に関連し、特に民生委員による独居高齢者等への支援が重要であることが再確認された。地域での支援体制を強化し、訪問活動をスムーズに実施する方策が検討されるべきであるとされ、福祉陣営からも要望が寄せられた。
さらに、農業政策については、新たな農業ビジョンの策定が進捗中であり、兼業農家や自給的農業の重要性が強調されています。副市長の小川美鈴氏は、家庭での農業支援の強化や、地域資源の利用促進が地域活性化に寄与すると述べた。
全体的に、美濃加茂市議会では新型コロナウイルス対策や地域の福祉、防災対策、農業の未来について議論が進められた。市民生活に影響を与える重要なテーマに取り組む姿勢が確認され、今後の施策に期待が寄せられる。