令和2年10月21日に開催された美濃加茂市議会第2回臨時会では、補正予算案が審議された。
市長の伊藤誠一氏が挨拶を行う中、一般会計補正予算(第11号)を含む議案が提出された。補正予算案の詳細について説明したのは、経営企画部長の渡辺久司氏である。
渡辺部長は、補正予算の歳入歳出においてそれぞれ4,569万4,000円を追加し、総額が315億5,334万9,000円に達することを述べた。コロナ対策の一環として、市庁舎の窓口カウンターにパーティションを設置するための費用が盛り込まれている。この事業の財源は一般財源から全額賄うことになる。
商工費においては、広告宣伝等の販売促進助成事業に1,500万円を追加。この助成金を通じて、コロナウイルスの影響を受けた事業者に対し、販促活動の支援を行う方針で、財源には国庫からの支出金を増額し、一般財源は減額する。
教育関係では、修学旅行の変更に伴い、増便に必要な経費が補正される。小学校と中学校それぞれで、平均616名と516名が参加予定であると、教育委員会事務局長の長谷川壮重氏が説明した。修学旅行の実施にあたっては、密集を避けるための工夫がなされる。
この他にも、本会議では美濃加茂市議会常任委員会及び議会運営委員会の新委員の選任についても合意が得られ、委員長や副委員長がそれぞれ選出された。その後、監査委員の選任案が審議され、多くの議員から支持を得た。新たに選任された森弓子氏は、6期目を迎える議員であり、豊富な経験を有している。
最後に市長の伊藤氏は、"我が市の向かう課題に対し、引き続き議会と共に進んで行く"という意気込みを述べ、今後の市政運営への理解と協力を求めた。臨時会は全ての案件が終了し、無事に閉会を迎えた。