美濃加茂市議会の定例会において、新庁舎建設計画や少子化問題などが議論された。特に強調されたのは、駅南地区の新庁舎建設計画に対して市民アンケートで約40%が反対したことだ。藤井市長は、地域防災拠点としての庁舎の重要性を訴えつつ、今後の市政運営について住民との対話を重視していると述べた。
次に、18歳までの医療費無償化問題についても市民からの関心が高まっている。県内でも多くの自治体がこの制度を実施しており、特に経済的負担が大きい高校生に対する無償化が求められている。市民福祉部長は、財源の問題を挙げ、無償化には多額の予算が必要と認識しているが、地域ニーズに基づいた政策展開は重要であると強調した。
さらに、堂上蜂屋柿のPR活動についても言及された。堂上蜂屋柿の初競りが行われ、その成果が名古屋市で確認され、市長が名古屋市に訪問した際のエピソードも紹介された。河村市長とのやり取りにおいては、堂上蜂屋柿を名古屋城に植えたいという提案があったが、これは市民の理解を得るために慎重に進める必要があるとの認識が示された。
今後、学校給食費や医療費助成に対する市の姿勢が問われる中、子育て世代に優しい政策を打ち出すことが求められている。特に、駅南地区の再開発や市庁舎建設が進む中で、市民のニーズに応えることが市政の責務である。