令和元年6月の美濃加茂市議会第2回定例会が開催され、数件の重要議案が議論された。
議題には、平成30年度美濃加茂市一般会計補正予算や、消費税及び地方消費税の税率改正に伴う条例が含まれた。
市議会では、まず会議録署名議員の指名が行われ、田口智子議員と金井文敏議員が選ばれた。
続いて、承第2号として平成30年度一般会計補正予算が上程され、文教民生常任委員会の金井文敏副委員長が報告を行った。彼は、保育園の運営事業に関する繰越理由について説明し、新保育園の事業が10月末を目処に完了予定だと述べた。
また、移住支援補助金についても質疑が行われ、東京圏から移住した場合に最大100万円の補助金が支給されることが確認された。市は、移住希望者への情報発信の強化を図る意向を示した。
さらに、介護保険関連の補正予算や税条例改正案に関する議論も交わされ、ふるさと納税の基準に触れた質疑では、50万円以上の寄附が該当する可能性があることが指摘された。これに対し、議員たちは慎重な姿勢を崩さなかった。
消費税条例案に関しては、前田孝議員が反対の立場から討論し、税負担の不公正さや、増税延期の可能性に言及した。議論を経て、消費税及び地方消費税の改正に伴う条例は賛成多数で可決された。
議会の最後には、伊藤誠一市長が挨拶し、議員の努力を感謝しつつ、今後も市政の進展に寄与する意向を表明した。夏のイベントへの協力も呼びかけ、地方自治体としての取り組みに期待を寄せた。最後に、この定例会は全ての議案が承認され、終了を迎えた。