美濃加茂市議会は令和5年第3回定例会が9月6日に開催された。主に市政全般についての質問が行われた。
特に、自治会の在り方が焦点となり、各議員が地域住民の自治活動への参加を促す方策を模索する姿勢が見られた。
また、あい愛バスの利用促進、特に高齢者層へのサービス向上について熱心な議論が展開された。市民協働部長の森川英司氏は、「今年度の利用者数は過去最高であり、特に運転免許を自主返納した方々の利用が増えている。だが、地域によって利用しにくさも存在している」と述べ、今後はAIを導入したオンデマンド交通システムを検討していると報告した。
心配されるのは、地域住民間の協力を促進する取り組みであり、自治会未加入の世帯に対しても、地域全体が協力してまちづくりを進めるための施策が求められている。議会や市としての対応が待たれるところだ。
続いて、消防団の重要性が強調され、自治会活動を支える体制の強化が期待されている。特に高齢化が進む中での若者層の参加促進策が問われ、市長もその重要性を認識していると述べた。この課題に対して、自治基本条例の制定を求める声が上がり、市民の権利と責務を明確にする必要があると強調された。
商業ビルについても言及があり、経費がかさんでいる現実と、今後の利用方針について議論がされている。市管理の商業ビルの持つ役割を再評価し、どう活用するかが今後の課題である。
最後に、市の庁舎整備について、市民参加の重要性が再確認され、透明性の高い進行が求められる中で、残りのステップに向けて迅速かつ効果的な進展が期待される。