令和5年6月13日、美濃加茂市議会第2回定例会が開かれ、様々な議題が議論された。
市長の藤井浩人氏は開会の挨拶で、昨年度の補助金交付に関する不適正な事務処理が発生したことについて謝罪し、その責任として市長及び副市長の給料月額の減額条例を提案することを発表した。この問題は、市の信用を著しく損なう結果となっており、再発防止のためには職員の危機意識向上が必要だ。
また、本議会では承認を求められているいくつかの専決処分に関する条例改正案が上程された。特に美濃加茂市税条例の改正は、森林環境税が導入されることに伴うもので、2024年度から施行される予定である。税制変更により地域の環境保全が促進されることが期待されている。
さらに、令和5年度の一般会計補正予算や水道事業会計補正予算についても説明が行われた。市民や事業者への物価高騰に伴う支援策として、水道料金の基本料金が一時的に免除されることが決定された。これにより、生活負担の軽減が目指される。
また、農業委員会の委員任命に関する議案も上程され、地域の農業実情に詳しい候補者14名のうち、13名が承認された。これにより、農業政策の継続的な推進が期待される。一方で、インボイス制度の実施延期を求める請願書の提出も議論され、今後の進展が注目される。
副議長は、本日の議事が全て終了したことを宣告し、次回は6月20日に開催されることを告知した。市民にとって重要な問題が多く議論され、特に市の信用回復が重点的に話し合われたことが印象に残った。