令和3年美濃加茂市議会第4回定例会が開催された。
市長の伊藤誠一氏は、人々の関心を引く議案を提案した。
本定例会では、条例の一部改正や会計補正予算など、計7議案が審議される見込みである。
この中でも特に注目すべきは、議第64号の美濃加茂市部設置条例等の一部改正である。
渡辺久司経営企画部長は、この条例案により組織改革が行われると説明した。
具体的には、子ども関連施策の一元化を図るため、従来の健康福祉部を分割し、新たな健康こども部を設置する方針である。
また、議第65号で可児雅之産業振興部長が説明した森林公園の管理に関する条例の改正にも注目が集まった。
火気の使用禁止を定め、公園機能の保全を図るものであるという。
特に、下米田さくらの森においては行楽やレクリエーションを目的とし、火気の使用に注意が必要と強調された。
さらに、議第66号及び議第67号では、藤井宗裕健康福祉部長が、地域密着型サービス事業者の指定基準を改正する内容について説明した。
看護小規模多機能型居宅介護サービスを受けるための資格要件が見直され、医療法の許可を受けた診療所にも指定が可能となることが、新たな施策として位置付けられている。
つづいて、一般会計補正予算に関しても渡辺久司経営企画部長から説明があった。
3億1,774万8,000円の追加が提案され、同補正後の総額は257億5,439万4,000円となる。
これにより市内の福祉、教育、環境などへの支出が計画されている。
最後に、議第70号において、桜田純治建設水道部長は市道路線認定について説明した。
加茂野町の新たに整備された市道路線が認定される見込みであることが報告された。
本日はこれらの議案を受け、各議案の詳細な審議は次回の会議に引き継がれることとなる。