令和4年9月14日、美濃加茂市議会第3回定例会が開催され、様々な重要議案が審議されました。特に、多くの議員が関心を寄せたのは、一般会計補正予算と消費税インボイス制度実施延期を求める請願です。
議第48号の令和4年度一般会計補正予算に関して、文教民生常任委員会の柘植宏一委員長が詳細に報告しました。この中では、教育費にかかる節電対策が質疑され、全小中学校での取り組みが評価されました。具体的には、デマンド装置を設置し、校舎の電気使用量を監視しているとのことです。
また、給食材料費の算定根拠についても話が及びました。今後の物価上昇率を考慮しながら、補正金額が決定されたと説明されました。さらには、年度途中での不足資金に関して再度補正を行う可能性についても言及がありました。
一方で、指定管理者の指定に関しては、議第51号が話題となりました。前田孝議員はこの制度に反対し、運営管理が営利企業によるもので、サービス低下の恐れがあると警告しました。市が子供たちの成長に責任を持つべきとの意見が強調されました。
さらに、消費税インボイス制度に関連する請願においては、施行の延期が求められました。特に、小規模事業者への影響が懸念される中、この請願は反対多数で不採択となりました。
最後に、令和3年度決算に関する議案が多数承認され、黒字決算が報告されました。特に、一般会計で21億2,781万円、特別会計で2億3,746万円の黒字であるとのことです。
会議は、藤井浩人市長による謝辞で締めくくられました。今後、新庁舎整備や市政運営に関する取組を進める中で、議員からの意見を尊重しつつ、新型コロナウイルス対策に注力する意向が示されました。議会を通じて市民の意見が大事にされていることが印象的でした。