令和2年美濃加茂市議会第1回臨時会が、2020年4月17日午前9時に開会した。
議長の牧田秀憲君の挨拶の後、市長の伊藤誠一君が開会に際し、出席議員に感謝の意を示した。
本会議では、令和元年度美濃加茂市一般会計補正予算など、合計9議案が審議されることが確認された。
日程の中で特に注目されたのは、令和元年度美濃加茂市一般会計補正予算(第9号)である。渡辺久司経営企画部長が提出し、発表した内容によると、歳入歳出それぞれ1,795万3,000円の増額が計上され、総額は218億3,940万7,000円に達したという。
この補正予算は、地方自治法第179条第1項に基づき、すでに専決処分がなされており、議会の承認を求めるものである。
また、専決処分に関連した議案では、美濃加茂市の税条例や国民健康保険条例についての改正が提案された。
佐藤文彦総務部長が報告した税条例の改正点には、個人の市民税に関連する扶養親族申告書の記載の簡素化や固定資産税の課税手法の変更が含まれ、現行の法令に基づく適用内容の見直しが行われる。
さらに、健康福祉部の藤井宗裕部長からは新型コロナウイルスに対する緊急対応策として、国民健康保険に関連する傷病手当の支給に関する報告もされ、支給期間や支給額について具体的な内容が示された。
本臨時会では、全ての議案が異議なしで承認された。
議長は、各議案について委員会付託を省略する提案を行い、附議あたる承認もスムーズに進行した。
最後に、伊藤市長が閉会の挨拶を行い、新型コロナウイルスが市民生活に与えている影響を踏まえた注意喚起や、今後の市の支援内容について説明をされた。市長は、危機的状況を乗り越えるための全力を尽くす意向を表明した。