美濃加茂市は令和3年3月9日、定例会を開催し、さまざまな市政一般に関する質問を受ける場が設けられた。この日、複数の議員が市政と社会の現状、また新しい取り組みについて熱心に意見交換を行った。特に、新庁舎建設に関する議論は活発であった。議員らは建設予定地について、様々な意見を交わし、地域住民のニーズにも配慮して進められられるべきと強調した。地域に密着した形でのまちづくりと、庁舎が地域活性化に寄与する方策が探求されている。さらに、現行の学校体制の中に、小規模特認校制度があることが取り上げられ、利用促進への課題や連携による地域振興の必要性も論じられた。教育委員会からは、小学校での特色ある教育活動が地域に与える影響についても言及された。これにより、学校と地域や家庭との連携が強化される施策の重要性が示された。
コロナ禍が続く中、教育現場においてはオンライン授業や新たな生活様式への適応が求められている。議員らは、教育環境維持のための支援体制や、特に不登校やひきこもりの生徒に対する支援の必要性を訴えた。市側は、さまざまな支援策を講じる方針を示しており、地域医療や福祉との連携強化も重要なテーマである。
議員の中には、地域住民による意見交換会を設け、さらなる対話の場を増やす必要性を指摘し、市民との信頼関係の構築を図る意向が表明された。市政を執る者としての責任感は一層増し、地域の声を大切にしながら市民に寄り添った施策の実現が求められていることが伺えた。特に高齢者や若者に対して、よりきめ細やかなサポートが必要になるであろう。