令和2年12月10日、美濃加茂市議会第4回定例会が開かれた。
議事日程では、一般会計補正予算や条例改正が取り上げられた。特に、市の経済対策として提案された専決処分の承認が焦点となった。専決処分に関する質疑では、5番の渡辺孝男議員が「先得みのかも応援チケット補助金が4,000万円の不用となった要因は何か」と問いかけた。これに対し、可児産業振興部長の可児雅之氏が、事業所の参加者数が想定より少なかったことを説明した。
他にも、補助金の効果が問われ、渡辺議員は「新たに実施する先得チケットの改善点をどう考えているのか」と尋ねた。可児部長は、アンケート結果を基に業種の拡大を検討していると回答した。また、チケットの販売方法についても、事業者の必要に応じた柔軟な対応を強調した。
この会議では同様の予算が組まれることが市民にとっても重要な視点であり、渡辺議員は完売を目指しPRの強化を求めた。
市長の伊藤誠一氏もこの点を重視し、地域の経済状況に寄り添った支援が必要と強調した。今回の質疑を通じて、現況のデータをもとにしたより具体的な読後感を得ることができた。
次に、美濃加茂市の定住自立圏形成協定の変更が審議された。この協定について森弓子議員が踏み込んだ質問をし、具体的な連携項目が不足しているとの指摘があった。市民協働部長の山田尚樹氏は自治体の財政状況を踏まえた決定であると答えた。
市議会ではまた、職員の特殊勤務手当を見直す議案が質疑され、消防団の活動に対する報告方法の変更が話題となった。佐藤文彦総務部長は、従事時間の管理を強化する考えを示した。