令和4年6月24日、美濃加茂市議会第2回定例会が開催された。議案には、一般会計の補正予算や条例改正が含まれており、慎重な議論が行われた。
特に注目されるのは、令和4年度一般会計補正予算(第1号)や、介護保険条例及び国民健康保険条例の改正である。これらの議案は、各委員会で全会一致で承認された。
文教民生常任委員会の柘植宏一委員長は、一般会計補正予算に関する質問について説明。新型コロナウイルスワクチンの接種について言及した。3回目および4回目接種の予定について、高田病院や岐阜健康管理センターが担当すると述べた。
また、介護保険条例の改正に際し申請件数がわずか12件であることが報告され、健全な進行が求められた。一方、国民健康保険条例では、過去2年間の減免措置に関する具体的データが示され、令和3年度の減免額が580万円であることなどが明らかとなった。
次に、行政に関する意見書議案が採決され、中濃二次医療圏の新たな救命救急センターの指定が提案された。議会運営委員長の牧田秀憲氏は、医療体制における現状の問題点を指摘し、新たな医療機関の指定が地域医療の安定に寄与すると強調した。
また、今定例会では、消費税率の引き下げおよびインボイス制度実施中止に関する請願が不採択となった。議員からは国民負担を軽減すべきとの意見も出されたが、代わりの財源が不足するとの理由から、多くは反対となったことが報告されている。
市長の藤井浩人氏は、今定例会の終了にあたり議会への感謝を述べ、市政のさらに発展を誓った。議会の健全な運営についても触れ、引き続きの協力を求めた。今後も美濃加茂市の政策進展に向け、議会と市民の協力が重要であるとの姿勢が求められる。