令和4年9月30日、棚倉町議会は9月第1回会議を開催した。
本会議では、議案第36号である令和4年度棚倉町一般会計補正予算について審議された。町長の湯座一平氏は、台風15号による被害についても触れ、災害対策を迅速に行ったことを強調した。町長は、被害状況は限られており、土砂災害警戒情報が発令されてから執られた対策が成果を上げたと話した。
議案の内容については、歳入歳出に対してそれぞれ1億4,645万8,000円の追加を行い、総額を70億5,623万8,000円とするものである。この予算には新型コロナウイルス対応のための経費も含まれており、今回の補正予算は国庫支出金や県支出金を考慮したものである。詳細な内容は総務課長の松崎秀昭氏が説明し、歳入の主な増額項目には、新型コロナウイルスに関連する交付金が含まれる。
質疑応答では、菊池忠二議員が学校給食センターの給食器具更新の周期について質問した。子ども教育課長の富岡浩一氏は、給食器具は定期的に更新し、具体的には3年ごとを計画していると回答した。続く質疑で、古市泰久議員は災害復旧費分担金についての詳細を求め、整備課長の佐川勝道氏が具体的な箇所および内容を説明した。
議員による質疑や討論は比較的スムーズに進行し、最終的に原案通りの可決が認められた。町長は、「町民の安全と安心を守るために、引き続き全力を尽くす」と述べ、締めくくった。本日はこれをもって全日程が終了し、散会とした。議長の須藤俊一氏が散会を宣告し、議会は10時18分に終了した。