令和6年6月、定例会が中島村で開催された。
重要な議題が討議された中で、ふるさと納税の寄附額増加について議員から提言があった。3番の小室重克氏は、県内での寄附額の現状に触れ、村の貢献の必要性を強調した。昨年度、県内59市町村の中で中島村の寄附額は298万円で、前年よりも増加したものの、依然として下位に甘んじている。
小室氏は、寄附額を増加させるために、県内の他市町村の返礼品の内容を具体的に分析するべきであると説明した。さらに、村が今後推進すべき計画についても質問。村長の加藤幸一氏は、地域の魅力を伝えるためのプロモーションを強化し、返礼品の拡充を図る必要があると述べた。具体的には、返礼品にスマートフォンを利用したクーポン券を検討するなど、利用者のニーズに応える方向性で進めている旨を伝えた。
また、消防団についての質疑も行われた。椎名康夫氏は、若手団員の確保と地域防災の重要性を訴え、その存在意義の認識を促した。村長は若年層の団員確保が急務であることを認識しているとし、人材確保に向けた独自の取り組みを進める考えを表明した。
さらに、コミュニティーセンターの活用方法についても議論が交わされた。藤田利春氏は、村民の交流の場として施設の利用が求められているとし、民芸品の展示などを提案。村長はこのアイデアを前向きに受け止め、施設の活用促進を図る方針であると強調した。具体的な利用方法は、村民の意見を参考にしながら柔軟に検討していくと述べた。
最後に、令和6年度の一般会計補正予算についても承認され、今後の施策に向けた基盤整備が進展することが期待される。次回の会議は6月11日に開かれる予定である。